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カロリーゼロは太らないというのは幻想

カロリーゼロは太らない、とお思いでしょうか?

結論から言うと、これこそが肥満の元です。また健康を害して、へたをすると死を招くこともあるので、決してこのようなダイエット法を行なってはいけません。女性の場合、ホルモンバランスを崩し、生理が来なくなったり、生理不順やPMS(月経前症候群)をひどくするだけです。自律神経が乱れれば、食べたくなくなる拒食症(摂食障害の一種)になる危険性も高くなります。

カロリーゼロは太らないと考える背景には、摂取カロリーが多いから太るという考えがあるのだと思います。人間に限らず、すべての哺乳動物は、摂取カロリーのほうが消費カロリーよりも多ければ、余分にあまったエネルギーは脂肪細胞へと蓄積されます。このようにして、いざというときのための蓄えとするのです。

でもカロリーゼロにすれば、このような危険がなくなるので、どんどん脂肪が減っていくと考えるわけです。この考えの極致が、断食であり絶食です。ただし、このような痩せ方は、病人の痩せ方であり、遭難者の衰弱の仕方と同じです。これでは日々、死に近づくだけであり、何の意味をもなしません。内臓が衰弱して、取り返しの付かない後遺症が残るかもしれません。

カロリーゼロは太らないというのは、幻想だということがお分かりになったでしょうか?でも実際に行う場合は、カロリーゼロである水だけを飲んだりするでしょう。水を飲まないと、血液がどろどろになって、血栓が詰まりやすくなるので、どのような断食においても、水分だけは摂るように推奨されているはずです。

あるいは、そこまで行かなくても、ほとんどカロリーゼロに近い「寒天」をたくさん食べる寒天ダイエットがありますよね?寒天は水溶性食物繊維の仲間で、食べるとお腹のなかで100倍ほどに膨れるという嵩効果があります。ですから満腹中枢が刺激されて、もう食べたくなくなるわけです。

でもこのような極端なカロリー制限をすると、脳にブドウ糖が行かなくなります。そうなると筋肉からブドウ糖が作り出され、どんどん筋肉量が減っていきます。その結果、どんどん体重が激減します。でもこれは体脂肪だけではなく、筋肉も減っているからです。筋肉が減ると、基礎代謝が下がるので、どんどん太りやすい体質になります。ちょっと食べただけでも、太る原因になってしまいます。

カロリーゼロは太らないのではなく、太りやすい体質を作ってしまう、ということです。過度な食事制限をしていると、恒常性維持機構が働き、脂肪がため込まれやすくなる上に、異常な食欲もわいてきます。これに耐えつづけるのも時間の問題。いずれドカ食いすることになれば、脂肪を吸収しやすくなっているため、リバウンドを起こします。また筋肉量の減少により、基礎代謝も低下しているので、ますます摂取カロリーオーバーになって、リバウンドするのです。

つまりカロリーゼロは太らないと思っている人は、初めの内はどんどん体重が下がって、うれしくなるでしょう。でもそれは前述したように、筋肉まで減らしているからです。筋肉は重いので、体重の減少という目に見える形で現れやすいのです。

体内ではどんどん太りやすく、痩せづらい体質に変わっている上に、食欲がものすごいことになります。こうして我慢できずに食べてしまい、長い目で見たときに、結局はカロリーゼロで太らないということはなく、逆に太ってしまう原因になるのです。